代表挨拶

当社は、インターネット広告市場がまだ数十億円規模であった1996年に事業をスタートしました。ブロードバンドの普及や、スマートデバイスの登場、運用型広告の台頭など、刻々と変化するデジタル社会に、最新のテクノロジーをいち早く取り入れるなど常に柔軟に対応することで、順調に業績を拡大してきました。

そして現在、当社グループは「エージェント領域」「D A S(Diversified Advertising Services:広告関連サービス)領域」「メディア領域」の3つの事業領域を展開しています。

メディアレップ事業を含む「エージェント領域」では、現在、プレミアム広告において、より魅力的な広告商品を提供すべく、オーディエンスデータや動画などのリッチな表現を用いた新しい広告フォーマットの開発を急ピッチで進めています。運用型広告においては、連結子会社のアイレップが引き続き国内トップクラスのシェアを誇っています。また、ネット広告取引のプラットフォームを運営し、国内でいち早くRTB(リアルタイム・ビッディング)を本格展開したプラットフォーム・ワンも、引き続き順調に事業を拡大しています。そして急速な成長を続けるスマートフォンビジネスにおいては、新会社ユナイテッドを中心にビジネスを推進しています。

海外事業としては、中国・米国に加え、東南アジアにもネットワークを拡大しています。2012年7月にはマレーシアの当社関連会社Innityと、シンガポールの現地法人DACアジアが合弁会社i-dacを設立し、ASEAN各国におけるデジタルマーケティング体制を強化しています。

「DAS領域」では、ビッグデータ関連ビジネスとして、連結子会社モデューロを中心に、ビッグデータを活用した広告配信を可能にするデータマネジメントプラットフォーム「AudienceOne®」の提供を行っています。

「メディア領域」では、ユナイテッドを中心に、スマートフォン向けアプリの開発・運営を行っています。同社が開発したアプリ「CocoPPa(ココッパ)」は、2013年7月に全世界で1,200万ダウンロードを突破し、日本発のグローバルコミュニティアプリとなりました。今後もさらなる成長が注目されています。

さて、今日のインターネット広告は大きな変化の節目にあります。キーワードは、「あらゆるメディア・コンテンツのスマート化」です。コンテンツがデジタル化し、様々なデバイスの機能を通じて生活者が閲覧・視聴する、そんな世界が目前に迫っています。インターネット広告市場の規模が約8,700億円である一方で、マスメディアを含めた日本の広告市場全体は約6兆円です(電通『2012年(平成24年)日本の広告費』より)。あらゆるメディア・コンテンツがスマート化する世界では、この約6兆円の市場全体が、私たちの活動の場になります。

当社グループは、このような変化を千載一遇のチャンスととらえています。ネットビジネスのエキスパートとして培ってきたプランニング力・テクノロジー力・クリエイティブ力を掛け合わせ、グループ各社と連携しながら、業界の成長のスピードを凌駕する速さで成長し、ひいてはデジタル社会の発展に貢献していきたいと考えています。

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社
代表取締役 矢嶋 弘毅

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